クリック報酬(保証)型の広告はグーグルアドセンスが有名ですが、そのほかのサービスも存在します。今回、取り上げるクリック保証型広告は忍者AdMaxになります。
忍者AdMaxとは?
忍者ツールズ株式会社が運営するクリック報酬型(保証型)の広告です。提携広告ネットワークの中から1番収益期待値の高い広告を選んで表示される広告配信サービスとされています。
忍者AdMaxのメリットとしては、アドセンスでは禁止されているギャンブルやアダルトなどのコンテンツへの広告の掲載が可能です。広告枠設定でサイト属性を”アダルト”に設定する必要はあります。アダルトや出会い系の広告の配信を選択する項目もあり、アダルトコンテンツにも対応しています。
そのほかには、掲載する記事の内容やジャンルを制限されることがない点です。全く制約がないわけではありませんが、幅広いジャンルを扱うことができます。そして、広告が表示されるだけで報酬(PV報酬)がもらえる広告もあります。
忍者AdMaxの収益性

忍者AdMaxの収益性は、極めて低くビジネスとして取り組むにはあまりにも収益性が低いというのが現実です。グーグルアドセンスと比較すると収益力は、グーグルアドセンスのほうが圧倒的に勝りますので、グーグルアドセンスが使える内容ならグーグルアドセンスを使ったほうが断然収益があがります。
グーグルアドセンス以外にもさまざまなクリック報酬(保証)型の広告がありますが、ほかのサービスと比べてもその収益性は高いとは言い難いというのが実際運用してみた感想です。
忍者AdMaxは、あくまでもお小遣い稼ぎという領域を脱することはできず、本格的に取り組むならグーグルアドセンスやそのほかのサービスのほうがおすすめです。
忍者AdMaxを使うのであれば、ギャンブルやアダルトのような他のサービスでは取り扱いが禁止されているようなセンシティブなジャンルでの利用が向いています。
忍者AdMaxの報酬

忍者AdMaxで発生した広告収益は忍者ツールズポイントとして蓄積されます。忍者ツールズポイントは、1ポイント1円で、500ポイントから交換できます。(500円から換金が可能ということになります)ただし、換金の際に150ポイント(150円)手数料が発生します。楽天銀行またはPayPay銀行を使えば換金手数料が無料になります。
私は楽天銀行に口座を持っているので、楽天銀行で換金してもらいます。ネットビジネスをする上で、ネット銀行は1つは開設しておいたほうがいいです。
注意点としては、忍者ツールズポイントには有効期限があります。ポイント獲得日から400日経過すると、自動的に失効してしまいます。報酬を得るためには、本腰をいれて、しっかりサイトを育てていき、PV数(ページビュー数)を増やして、短期間で500ポイント以上の収益が発生するようにしなければなりません。
忍者AdMaxの審査
忍者AdMaxには、広告掲載の審査がありません。誰でも簡単に手軽に申し込むことができます。忍者ツールズのアカウントを作成してしまえば、利用が可能です。利用料もかからず、無料で利用することができます。
掲載後に審査が一応あるので、コンテンツはしっかり用意しましょう。はっきり言って、審査はあってないようなものなので、アドセンスのように審査が厳しく落ちてしまうということは、まずありえません。
忍者AdMaxの広告数
広告枠は、1ページに3つまで掲載可能です。それ以上、増やすと正常に動作しなくなる可能性があり、推奨されていません。
アドセンスとの併用
グーグルアドセンスとの併用できるかというと、実際に併用していたので、特に問題なくできます。ただし、グーグルアドセンスの広告数制限が撤廃されたので、あえて併用させるメリットは薄れてしまいました。
併用するよりは、グーグルアドセンスの規約に合わず、グーグルアドセンスを掲載できない内容のサイトに適用を検討するほうがよいです。記事の内容に制約がほぼないので、好きなことを書けるというメリットがあります。
ポイント制度の改悪
制度が変わりポイントの有効期限がポイントの付与日から400日間に変更され、ポイントが繰り越されることがなくなりました。このため、少額の報酬を発生させたところで、有効期限がきたら失効してしまいます。この制度改定を受けて忍者AdMaxの使用を終了することにしました。
正直、グーグルアドセンスのほうが収益性は断然よい上に、ほかのクリック保証型の広告と比べても収益性が低く、稼いだポイントにも有効期限があって失効してしまうため、通常のサイトやブログにクリック保証型の広告を導入するのであれば、忍者AdMaxは選択肢に入らなくなってしまいました。
では、どういうサイトに忍者AdMaxを採用すべきかというと、すでに述べたとおりアダルトサイトやギャンブルサイトのほか、アドセンスに不向きな稼ぐ系のサイトなどほかのサービスでは禁止されているコンテンツを扱う場合に特化して利用するのがよいでしょう。