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資金が半減した勝てないコピートレードの最終的な結末

オンライントレード FX自動売買

コピートレードを、MAMとPAMMの2つで運用しましたが、MAMのほうは勝てない状況が続き損失を出して終了したことは以前の記事でお伝えしました。

もう1つのPAMMのほうも、コピー元のシステムトレードがドローダウンを起こし、資金が半減してしまいました。

コピートレードの元記事↓

その後、PAMMは耐えて半減した資金のままで運用資金が回復するのを待ちました。その結果、半減した資金は元本を回復して、なんと損失をカバーしました!

資金が半減したときは、顔面蒼白でかなり精神的ダメージを受けました。投資には、リスクがあることを身を持って体験することとなりました。

元本回復後に、運用資金を運用推奨金額にさらに増額して運用を継続しました。

元本を回復するまでは、比較的早かったのですが、元本回復後はあまり資金が増えない状況が続きます。

そのときの計画として、資金が2倍になった時点で、元本を出金し、ドローダウンが起きても実質の損失がゼロになるような資金管理をしていく予定でした。

再び大きなドローダウン

2016年6月23日にイギリスのEU離脱の是非を問う国民投票が行われましたが、離脱派の勝利に終わりました。

国民投票の結果については、ここでは重要ではなく、この結果、今までには経験したことのないほど、為替相場が大きく変動するという状況が発生しました。

この結果、コピートレードのシステムトレードのシステムが1つのストラテジーで99%のドローダウン、もう1つのストラテジーで約50%のドローダウンを記録、資金の約75%を失いました。

99%のドローダウンは、資金が尽きて、ストップロス基準に達してしまい、強制ロスカットになったのです。

イギリスのEU離脱の是非を問う国民投票は、事前に分かっていることで、FX会社からも大きな変動が起こるので、注意喚起が促されていました。

本当の投資のプロであれば、リスク回避のためにシステムトレードのシステムをリスク回避のため、停止しておいてもよかったのではないか?という点です。

ドローダウンで資金の99%を失わせるというのは、本当の投資のプロであれば、ありえないことなのかもしれません。

ファンドマネージャーをしているプロと言っても、肩書だけで本物のプロとは言えないのかもしれませんし、プロでも結果を出せる人は少ないのかもしれません。

コピートレードの問題点

今回のコピートレード(PAMM)の何が問題か?ですが、

  • トレードを全く監視していない
  • トレードを手動で停止できない

という2点だということが分かりました。

このコピートレードは、2回のドローダウンを50%以上の大幅なドローダウンが起きてから、初めて結果的に停止しました。

このうち1回は、強制ロスカットで証拠金(残金)不足したことから強制的に停止されたものです。つまり、運用者(会社)は、このシステムトレードを監視していないのです。

これは、コピートレードの運用者(運用会社)が私たちのお金を保全することを軽んじていたと言えます。

今回の運用者(運用会社)に事情を説明するように問い合わせたところ、ドローダウンが起きたことを、まるで他人ごとのように淡々と説明して終了でした。

こちらの質問については、全く触れられていませんでした。投資は自己責任だから、自分たちは責任がありませんし、関係ないですよというわけです。

これは、1回目のドローダウンのときも、2回目のドローダウンのときも同じ対応でした。

もちろん謝罪などは一切ありません。これは、万が一、訴訟になったときのために、安易に謝罪すると不利になるという計算があるのかもしれません。

ただ、1つ分かったことは、責任は一切取りたくないという態度だということはわかりました。

私たちのお金を預かっているという責任感があれば、きちんと相場の監視をしているのが、本来の姿のはずです。

次に、このコピートレードは、手動で運用を停止することができません。

運用者(運用会社)がしっかりと運用・監視をしていないと、今回のように大幅なドローダウンを起こしてしまうという結果につながりやすいです。

運用者(運用会社)が信頼できれば、安心して任せられますが、今回のような場合は、手動でシステムの開始・停止ができないと自分の資金を守ることができないことを痛感しました。

このコピートレードからは、資金を引いたので、このシステムを使うことはありませんが、しっかり今回の失敗から学ばなければいけないと思いました。

2つのコピートレードを運用しましたが、他人にお金を運用してもらうことは、とても難しいことですね。信頼できる責任感のある運用者(運用会社)は、いないものです。

今後は、システムトレードでも自分で開始や停止ができるものを選び、監視体制が整っているメジャーな証券会社か自分で制御できるEAによる自動売買を活用していくことにしました。

コピートレードの正体を公開

読者さんにとって、今後のリスク回避となるように、2つコピートレードの正体について公開することにしました。

1つ目のコピートレードMAMの正体

1つ目の早々に資金が減って止めてしまったコピートレードのサービス名は、「Auto Trade Cash」という商品です。

ナンピンという手法を使っていましたが、本来、裁量トレードをする場合は、ナンピンに頼らなくてもトレードできる裁量手法は少なからず存在します。

そこであえてナンピンをコピー元の裁量トレードで使っていましたが、取り扱いが難しい手法なので、しっかりとルールを守って、慎重にトレードをする必要があります。

実際、運用する過程で損失を出してしまい、徐々に資金を減らしていたので、自分の資金の運用を任せることは、危険と判断して撤退しました。

コピートレードで損失を出すと、運用者(運用会社)の資金が1番減っているという言い訳をされるのですが、それは正直、言い訳にはならないですよね。

ただ、このシステムは資金は減ったものの、裁量で自分でトレードしていた、相場を監視していたという点は、良い点でした。

ナンピンやマーチンゲールというトレード手法は、大きな損失を出す可能性があり、扱いの難しい手法です。戦略的なナンピンを行うのであればOKとするトレーダーもいます。

しかし、ナンピンマーチンはリピート系として自動売買ではよく使われますが、あえて裁量で使うメリットを個人的には感じないので、裁量では避けようと思います。

2つ目のコピートレードPAMMの正体

2つ目は、この記事で報告したコピートレードになります。運用を終了したコピートレードのサービス名は「セレブリティ倶楽部」という商品です。

ネットビジネス界の大御所である蝶乃舞氏(本名:高嶋美里氏)が提供した商品です。

ネットビジネス界の大御所で実績もあり実力者であるネームバリューを信じ、販売価格も手がでる値段だったので、購入したのですが、残念な結果に終わってしまいました。

この商品は、最低60万円を預けて、毎月3万円をこのコピートレードの口座に貯金すると、11年後には複利の効果で資金が1億円になるというものでした。

お金を預けるだけで、億万長者になれる究極の不労所得という内容でしたが、実際には、預けた資金のほとんどを失うという結果になってしまいました。

私は、毎月3万円を預けることには、リスクがあると思ったのでしませんでしたが、これを信じたユーザーはその資金の大半を失ったことになります。

テレビにも出演経験のある自他ともに認める蝶乃舞氏ですが、残念な結果になりました。たとえ蝶乃舞氏のような実力者でも、失敗はあるということです。

投資の世界は、甘くないことを痛いほど思い知らされました。

投資は、リスクを承知の上ですることなので、損失は痛いですが、自己責任としてこの結果は受け止めるしかありません。

この時は、まだまだ投資に対する知識が乏しい初心者だったので、情報弱者として見事に狩られてしまったわけです。

本来、シストレは必ずいつかは破綻するので、単利で運用するもので、複利でまわすものではありませんし、資金の全額を1つのシステムに突っ込むものでもありません。

システムが破綻してもすぐに再開できるように、余剰資金を残しつつ運用するものであって、複利で1億円を目指せるというのは理論として破綻していることは今ならわかります。

ただ、1つ許せなかったことがあります。それは、セレブリティ倶楽部をINVESTMENT GROUP FRONTIERという正体不明な会社に、いつの間にか事業譲渡していたことです。

今回の結果をセレブリティ倶楽部のメンバーサイトに問い合わせをすると、INVESTMENT GROUP FRONTIERという会社に事業譲渡したので、うちは知りませんという回答が返ってきました。

ここで、私が納得いかなかったことは、事業譲渡をしたことではなく、事業譲渡したことを私たち運用者に連絡しなかったことです。

1回目のドローダウンの後、元本を回復したのですが、そのときにもう儲からないと判断して、自分たちだけはトンズラこいていた(逃げていた)わけです。

もし、事業譲渡したとの連絡があれば、資金を引いて撤退していたかもしれません。

このような重要な連絡はないですが、その後もセレブリティ倶楽部から売り込みのセールスメールは、定期的に流れてきていました。

結局、自分だけ損しなければいい、自分だけ稼げればいいのか?と感じざるをえません。

失敗から得られた教訓

これは、蝶乃舞氏だけがこのような行動をとるわけではなく、ネットビジネス全体の傾向で自分だけ損しなければよい、儲かればよいという事例はよくある話です。

商品を売るときには誇大広告をし、あなたのためだと熱く語りますが、売った後は、商品が当初の説明と違っていたり、急にトーンが変わったりということが少なくありません。

自分だけ儲かれば、お客さんが結果を出さなくても関係ないという販売者がいるのも事実で、どうしても投資案件には詐欺というイメージがありますし、実際、詐欺案件も多いです。

※注 蝶乃舞氏のセレブリティ倶楽部は詐欺案件ではありません。

特に、プロダクトローンチを使用したオプトインアフィリの商品は、こういう傾向が強く表れます。

注意していただきたいのは、この記事の主旨は蝶乃舞氏の批判ではありません。私の失敗から学んで同じような失敗をしないようにしてほしいという注意喚起になります。

「許せなかった」と書きましたが、今は過去の出来事として消化して、教訓として胸に刻んでいるだけで、蝶乃舞氏のことは今はなんとも思っていません。

再び蝶乃舞氏の案件に参加しようとは思いませんけどね(笑)

しかし、(蝶乃舞氏の案件ではない)もっと悪質な悪意のある情報商材を購入したこともあり、注意喚起を込めて今回の事例を報告させていただきました。

教訓として、肩書を信用するのではなく、バックテストやフォワードテストなどのデータやエビデンスを信用すべきだなと強く実感させられました。

ただ、悪意のある販売者は、手口も巧妙になり、データや実績でも画像や動画を加工して、捏造するケースも見られ、しっかりと情報を精査できる目を養う必要があります。

そのためにも、さらに勉強して知識をつけて金融リテラシーを高めて情報弱者から脱却する必要があります。

マインドセットでよく言われている『素直さが大事』という言葉ですが、馬鹿正直に素直に売り込みを信じていると、どんどんお金を失います。

セレブリティ倶楽部は、システムトレードを使っていますが、シストレはボラティリティの高い(価格変動が乱高下して激しい値動きの)相場でいつか必ず破綻します(資金がゼロになります)。

また、システムトレードは、機械的にエントリーや決済するので、乱高下する相場では、システムが暴走しエントリーや決済を繰り返し、損失を量産してしまうこともあります。

正月や大型連休などの薄商いのときや大きな政治的イベントなどは、システムトレードを停止しておくという慎重さがリスクコントロールになり、とても大切です。

そのため、あくまでも単利で運用することが基本です。月利の低い堅い安定したシストレでは、複利で運用するケースも例外としてないわけではありません。

しかし、シストレで少ない資金で1億円を目指せるというのは無理ゲーです。

販売ページでは、成功した実績ばかりが並べられ100%すべて成功しているようなイメージを抱きがちですが、投資は簡単に儲かるほど甘い世界ではありませんでした。

多くの失敗を乗り越えた先に成功があるわけなので、学ぶ姿勢を忘れずに、結果が出るまでくじけず、大きな失敗を回避し小さな失敗を重ねながら続けることが大切です。

コピートレードをした感想

コピートレードは、自分自身が運用しているわけではありませんが、他人にトレードを任している分、自分でコントロールができないので、勝っているときはよいですが、負けているときは本当に精神的に忍耐が必要だと感じさせられます。

コピートレードでも、裁量トレードとはまた違った精神的負担があることが、やってみてわかりました。

大きな含み損を抱えているときのプレッシャーやドローダウンや損切りになったときの資金の減少に耐える忍耐力は必要になります。

ただ、大きな含み損を抱えることにも、だんだん慣れてきて、やっているうちに耐性もついてきますし、経験を重ねるうちに強くなります。

だからといって、ドローダウンしたときに何でも我慢して続ければいいわけでもなく、そのコピートレードの安全性について冷静に分析して、継続するか資金を引くかどうかを判断する必要があります。

コピートレードの実態

資金が吹き飛んでしまったときは顔面蒼白になり、しばらく立ち直れませんでしたが、今回を持ってコピートレードは終了することにしました。

今後は、裁量トレードのほうに転換していきます。

コピートレードは、高い運用利率を掲げて、完璧なシステムのようなプロモーションをしていますが、本当にそれだけのパフォーマンスがでるかは、実際に運用してみないとわかりません。

そんな優秀なシステムが、高額ながら次から次に出てきていますが、今までFXと関わってきて、そんなに投資の世界は甘いものではないと個人的には痛感させられました。

そもそも高額な入会金を払って、その入会金をコピートレードで回収できなければ、さらに赤字となって本末転倒です。

さらにここからは、コピートレードはやらないほうがいい理由について述べていきます。

コピートレードの9割は詐欺案件であり、詐欺の温床になっていると言われています。

ちなみに今回私が報告した「Auto Trade Cash」や「セレブリティ倶楽部」は詐欺ではなく、ただ運用成績が振るわなかったというだけのことです。

詐欺の手口は

  1. 普通の案件と変わらず、高利回りを謳って、参加者を集めます。
  2. コピートレードに参加者が集まり、運用を開始します。
  3. 参加者は口座の資金が順調に増えているので、さらに資金を証券会社に入金します。
  4. さらに参加者が増えてたくさんの資金が口座に入金されて運用され資金が増えます。
  5. いきなり証券会社ごと運営者(運営会社)が消えます。(トンズラこいて逃げます)

参加者の資金が持ち逃げされて、終了という流れです。

特に名前の聞いたことないような新しいできたてホヤホヤの証券会社は危険です。

こういう詐欺が流行っているので、正直、コピートレードはやらないほうがいいです。たとえ詐欺でなくても資金が増える可能性が低いのはわかったと思います。

当ブログではコピートレードはやめたほうがよいという見解です。

それよりもFXをするなら、

  • 裁量トレード
  • システムトレード
    (自分でオン/オフの制御ができるシステム)

のどちらかをおすすめします。

ただ、コピートレードをしたいということは、自分ではトレードをしたくないということだと思いますので、システムトレード一択になるでしょう。

システムトレードに関してはこちらの記事で解説しています。

FX取引におけるリスクの説明と警告
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また、当ブログで提供している情報は必ずしも利益や効果を保証するものではありませんので、FXの仕組みやリスクを十分ご理解いただいた上、ご自身の責任と判断で取引いただきますようお願いします。

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