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ボリ平式ロンドンコーリングFX手法のルールとトレード結果

FX

ロンドンコーリングFX手法というのは、FXトレーダーのボリ平さんの提唱する手法で、テクニカル分析を必要としない、初心者でも取り組みやすい半自動的なFX売買手法です。

なので、エントリーはルール通りに機械的に行うだけなので、小難しい理論やテクニックは必要ありません。注文は「IF DONE OCO」注文で予約注文しますので、決まった時間に注文をセットしたら、あとはほったらかしで翌日結果を確認すればOKです。

このため、ずっとチャートに張りついてトレードする必要がないので、トレードの負担が軽いのもロンドンコーリングFX手法の良い点です。決まった時間に予約注文する必要はありますが、慣れてしまえば1日10分もかかりません。

ボリ平式ロンドンコーリング手法で幅のある設定値について、私、匠のやり方を解説するときは、匠流という表現を用いて説明していきます。

※匠流とは私独自の設定やルールの呼称です。

それでは、ロンドンコーリングFX手法のルールを確認していきましょう。

ボリ平式ロンドンコーリングFX手法のルール

ボリ平式ロンドンコーリングFX手法は決まった曜日の決まった時間に 「IF DONE OCO」で予約注文を入れます。

時間と通貨ペア

注文を入れる時間は
夏時間の場合は20時(前後約10分間の間)に
冬時間の場合は21時(前後約10分間の間)に
予約注文を入れます。

※20時または21時に予約注文を入れられないときでもその後に高値と安値を更新していなければ遅くなっても予約注文を入れることが可能です。

ロンドンコーリングFX手法の名前の由来でもあるロンドン時間の高値と安値をチェックします。

夏時間の場合:
ロンドン時間は日本時間の15時~20時

冬時間の場合:
ロンドン時間は日本時間の16時~21時

になります。

ボリ平式では冬時間でも15時~21時と終わりの時間だけ1時間ずらしていますが、匠流では正確に冬時間は開始と終了を1時間後ろにずらしてトレードします。

上記の時間帯の安値と高値に曜日によって逆張り・順張りの予約注文を入れます。

取引通貨ペアはドル円(USD/JPY)のみになります。

逆張りのIF DONE OCO注文の入れ方

IF(指値)ロンドン時間の高値ブレイクで新規売り注文
OCO1(指値)利益確定の買い注文:-8pips
OCO2(逆指値)損切りの買い注文:+10pips

IF(指値)ロンドン時間の安値ブレイクで新規買い注文
OCO1(指値)利益確定の売り注文:+8pips
OCO2(逆指値)損切りの売り注文:-10pips

順張りのIF DONE OCO注文の入れ方

IF(逆指値)ロンドン時間の高値ブレイクで新規買い注文
OCO1(指値)利益確定の売り注文:+10pips~+15pips
OCO2(逆指値)損切りの売り注文:-10pips~-15pips

IF(逆指値)ロンドン時間の安値ブレイクで新規売り注文
OCO1(指値)利益確定の買い注文:-10pips~-15pips
OCO2(逆指値)損切りの買い注文:+10pips~+15pips

逆張りと順張りの使い分け方

逆張りと順張りをどのように使い分けるか?ですが、曜日によって使い分けをします。

月曜・水曜・金曜:逆張りの予約注文を入れる
火曜・木曜:順張りの予約注文を入れる

ボリ平さんのブログにあるデータの傾向では、

月曜と金曜は逆張りの勝率が良い
火曜と木曜は順張りの勝率が良い
水曜は逆張り・順張りともに微妙

という結果がでています。

なので匠流では基本戦略として

月曜と金曜は逆張りの予約注文を入れる
火曜と木曜は順張りの予約注文を入れる
水曜と土日はトレードを休む

ことにしています。

ファンダメンタルズ分析

ボリ平式ロンドンコーリングFX手法では、米雇用統計やFOMC(米連邦公開市場委員会)などの米国の重要な経済指標や金融政策の発表がある日は予約注文をせずトレードを見送ることになっています。

重要な経済発表のある日は、経済指標発表後に価格が乱高下してしまう危険性があり、 ボリ平式ロンドンコーリングFX手法のルール通りに相場が動かないことが多いためです。

また、ボリ平式ロンドンコーリングFX手法で使うFXの証券会社は、利益を確保するためにスプレッドの狭い日本の証券会社を使います。

日本のFXの証券会社の場合、価格が急激に大きく変動すると、約定がすべって、設定した指値や逆指値よりも大きくマイナスの価格で約定します。※プラスにすべることはありません。

そのような理由からも、急激な価格変動が起きる重要な経済指標がある日は、トレードをせず見送る慎重さが必要です。

重要な経済指標や金融政策の発表があるかは、経済指標情報を確認するとわかります。

匠流では、みんかぶのFXの経済指標カレンダーで確認しています。

例えば、経済指標で最も重要な米雇用統計では、星5つになっていて、予約注文を入れる20時または21時以降に発表があります。予約注文を入れる時間帯に星5つの経済指標がある日はトレードを見送るのが無難です。

特に重要な経済指標であり価格が乱高下する米雇用統計と米FOMCは予約注文は入れないようにしましょう。

取引通貨ペアがドル円なので、アメリカと日本以外の他国の経済指標はあまり影響しないので、気にしなくても問題ありません。

※実際のところ、トレードする時間帯は日本の経済指標の発表はほぼないので、実質アメリカの経済指標のみになります。

ボリ平式ロンドンコーリングFX手法では、ファンダメンタルズ分析を取り入れることで勝率を高めることができます。経済指標のほかにも、戦争や災害をはじめ要人の発言や政策の発表などのニュースもチェックして価格が乱高下しそうなときは、トレードを見送る慎重さが必要です。

ただし、ファンダメンタルズ分析で相場がどちらに動くかを予測するわけではなく、あくまでもトレードを見送ってリスクを回避するためにファンダメンタルズ分析を行います。

ロンドンコーリングFX手法のトレード結果

ロンドンコーリングFX手法でトレードしてみました。2021年の結果を報告します。8月から開始してからの結果になります。

月日曜日勝敗損益(円)収支(円)勝率
8/23+800800100%
8/23×-1,040-24050%
8/24+98074067%
8/26×-1,000-26050%
8/26×-1,020-1,28040%
9/9+1,000-28050%
9/10+80052057%
9/16+8101,33063%
9/20+8002,13067%
9/24×-1,0101,12060%
10/1×-1,00012055%
10/11×-1,020-90050%
10/25+800-10054%
10/26+98088057%
10/28+1,0001,88060%
10/29×-1,02086056%
11/1+8001,66059%
11/2+1,0002,66061%
11/8×-1,0101,65058%
11/9+1,0002,65060%
11/9×-1,0101,64057%
11/15+8002,44059%
11/18+1,0003,44061%
11/22×-1,0602,38058%
11/29+8003,18060%
11/30+9504,13062%
11/30+1,0005,13063%
12/2+1,0006,13064%
12/3×-1,0005,13062%
12/3×-1,4503,68060%
12/6×-1,0502,63058%
12/9×-1,0301,60056%
12/10+8002,40058%
12/13+8003,20059%
12/14×-1,0002,20057%
12/16+9703,17058%
12/16×-1,0002,17057%
12/20+8002,97058%
12/21+9803,95059%
12/24+7924,74260%
12/27×-1,0003,74259%
○:勝ち ×:負け

数量は最小の1ロットで取引しています。

この結果からわかることは、まずロンドンコーリングFX手法の勝率は70%以上と言われていますが、今回の結果では約60%となっています。

理由の1つとして、データをとるために経済指標で重要指標がある日も予約注文を入れていますので、そこで負けを拾っています。

ただ、勝率60%でも最終的な損益はプラスになっており、少し勝率が落ちたとしても利益を出すことができるということがわかります。

また、仕事などでトレードできない日もあったので、きっちり毎回欠かさず予約注文ができていなくても、勝率60%は出せています。

勝率60%前後でも徐々に資金が増えていっていますので、ファンダメンタルズでリスク回避をして、70%近くまで勝率を上げることができれば、さらに利益は増えることになります。

ロンドンコーリングFX手法のDMMFXでの取引方法

ロンドンコーリングFX手法を私はDMMFXでトレードしています。トレーディングツールとしてMT4を使っているというトレーダーも多いとは思いますが、MT4だと海外のブローカーを使う場合がほとんどなので、スプレッドが広くて ロンドンコーリングFX手法には不向きです。

ロンドンコーリングFX手法でトレードする場合は、スプレッドが狭い国内のブローカーを使ってトレードします。その中で私がDMMFXを使っている理由は

  • 取引ツールが視覚的に使いやすい
  • チャートをカスタマイズしやすい
  • 各種手数料が無料
  • 24時間サポートでサポートが充実
  • 口座開設数が80万口座を突破
    (人気で倒産リスクが低い)
  • 約定力が他のFX会社より高い

が挙げられます。

最後の約定力が高いというのは、ほかの日本のFX会社2社と比較してみましたが、DMM FXも急激な値動きのときは約定がすべりますが、ほかの2社はもっとすべりました。

取引ツールもDMM FXが一番使いやすく、約定力も高めなので、匠流ではDMM FXでのロンドンコーリングFX手法をおすすめします。DMM FXの口座はFXするなら持っておいて損はない口座です。

DMM FXの口座開設手順はこちらの記事が参考になります。

DMM FXの取引ツールには、初心者向けの『STANDARD』と上級者向けの『PLUS』がありますが、匠流ロンドンコーリングFX手法ではカスタマイズしやすく柔軟性の高い『PLUS』のほうを使います。

匠流で使っている『PLUS』の画面はこのように配置しています。

私が『PLUS』に配置しているそれぞれの画面を左上から順に解説していきます。新しいウインドウを表示させるには右上の[メニュー]から表示させたいウインドウを選択します。これから解説していく各ウインドウの中でないものはこの[メニュー]から表示させることができます。

注文変更・取消

IF DONE OCO注文を入れるとその予約注文が表示されます。予約注文を入れたとき、どのような予約注文があるかを確認できます。また、予約注文を間違ってしたったときは、変更ボタンや取消ボタンから変更や削除が可能です。

新規注文

注文は「新規注文」画面から行います。ロンドンコーリングFX手法では、通貨ペアはドル円のみなので[USD/JPY]を選択します。注文は「IF DONE OCO」を使うので、「注文タイプ」には[IFO]を選択します。具体的な注文方法は後で解説します。

ポジション照会

予約注文が指値に到達してエントリーされてポジションを保有すると「ポジション照会」のウインドウに保有しているポジションが表示されます。この画面で今どんなポジションがあるかを確認できます。

約定履歴

ポジションを保有した後に決済または約定してイグジットした履歴が表示されます。ロンドンコーリングFX手法では、トレードの結果を確認するときに使います。

ほかの日や期間の結果を確認したいときは[期間指定]で何日から何日までと指定して[検索]ボタンをクリックすると結果が表示されます。いくら利益がでたか?損をしたか?は決済損益(円)を見ればわかります。

チャート

最後にメインとなるチャートです。左上に通貨ペアを選択できるプルダウンメニューがあるので[USD/JPY]にします。

時間足は匠流では10分足が見やすいので10分足を表示させています。時間足は自分の見やすい時間足を選択してよいです。私は10分足を表示させるので、左上のプルダウンメニューから[10分]を選択しています。

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ロンドンコーリングFX手法のIFO注文の入れ方

では、実際にどのように注文を入れていくか解説していきます。匠流の予約注文の入れ方では、チャートにわかりやすいように垂直線を引きます。

チャートの上部にある描画ツール(鉛筆の絵)をクリックします。

垂直線をクリックします。

するとチャートに垂直線を引けるようになるので、説明時は冬時間なので16時と21時に垂直線を引きます。(夏時間の場合は15時と20時に引きます)

過去チャートを表示させています

垂直線どうしの間の高値と安値に曜日に対応した逆張り順張りの予約注文を入れていきます。

逆張りの注文の入れ方

冬時間で説明します。16時から21時の間で最も高い価格(高値)と最も低い価格(安値)にIFO注文を入れます。高値と安値どちらからIFO注文を入れても構いません。

匠流では、現在の価格に近いほうから予約を入れるようにしています。

今回のケースでは、安値から予約注文を入れます。安値には買い注文を入れるのでチャートを[ASK]で表示します。

[ASK](緑の四角)をクリックします。そして、16時から21時の間で最も低い価格の時間にカーソルを合わせます。

冬時間の16時から21時の間(垂直線のラインの間)で最も安い価格(黄色の丸)のローソク足にカーソルの縦の点線を合わせます。最も安い価格は(実体ではなく)ローソク足の下ヒゲの先端が最も安いものになります。

するとチャートの左上に「安」と表示されている価格(黄色の四角)が安値になります。ここでは、「115.012」になります。

ロンドンコーリングFX手法のルールでは

IF(指値)ロンドン時間の安値ブレイクで新規買い注文
OCO1(指値)利益確定の売り注文:+8pips
OCO2(逆指値)損切りの売り注文:-10pips

なので、これを新規注文画面に入力すると以下のようになります。

通貨ペアが「USD/JPY」注文タイプが「IFO」になっているのを確認して、数量はご自身の資金量に応じて設定してください。ここでは最小ロットの「1」ロットで取引します。

売買は買い注文なので[買]、執行条件は[指値]、注文レートに安値である[115.012]を入力します。有効期限は匠流では[今日中]を選択します。

利益確定のOCO1には+8pipsの数値を入力します。ドル円の場合8pipsは0.08なので、安値に0.08をプラスします。

115.012 + 0.08 = 115.092

になるので、OCO1には[115.092]を入力します。計算は電卓を使って計算すればOKです。私はWindowsの電卓を表示して計算しています。

損切りのOCO2には-10pipsの数値を入力します。ドル円の場合10pipsは0.1なので、安値に0.1をマイナスします。

115.012 – 0.1 = 114.912

になるので、OCO2には[114.912]を入力します。計算は同様に電卓を使ってもいいですが、0.1をマイナスするということは、小数点の第1位を1引くだけなので、暗算して小数点第1位を1引いた数を入力すれば手間が省けて時短できます。

その下のOCOの「有効期限」は、匠流では必ず[無期限]を選択します。

なぜなら、有効期限を今日中のように区切ると、予約注文が約定してポジションを保有した後に、今日中である冬時間の朝の午前7時を過ぎたとき、OCO注文が消滅してしまい、ポジションがいつまで経っても決済されない状態になり、大変危険です。

ポジションが約定されないまま放置され、急激な相場変動が起きてしまった場合、大損失を被ってしまったり、追証が発生する恐れがありますので、必ず[無期限]を選択してください。

最後に[注文]ボタンをクリックします。

確認画面が表示されますので、想定損益の箇所を必ず確認しましょう。1ロットで注文する場合、利益確定(OCO1)が+800円、損切り(OCO2)が-1,000円になっているのを確認して[注文実行]ボタンをクリックします。

予約注文が完了したので、閉じるをクリックします。

次に高値の予約注文を入れていきます。高値には売り注文を入れるのでチャートを[BID]で表示します。[BID](緑の四角)をクリックします。そして、16時から21時の間で最も高い価格の時間にカーソルを合わせます。

冬時間の16時から21時の間(垂直線のラインの間)で最も高い価格(黄色の丸)のローソク足にカーソルの縦の点線を合わせます。最も高い価格は(実体ではなく)ローソク足の上ヒゲの先端が最も高いものになります。

するとチャートの左上に「高」と表示されている価格(黄色の四角)が高値になります。ここでは、「115.422」になります。

ちなみに複数のローソク足の上ヒゲの高値が見た目で同じくらいのときは、それぞれにカーソルを合わせて「高」に表示される数値で比較して高値を確認します。

ロンドンコーリングFX手法のルールでは

IF(指値)ロンドン時間の高値ブレイクで新規売り注文
OCO1(指値)利益確定の買い注文:-8pips
OCO2(逆指値)損切りの買い注文:+10pips

なので、これを新規注文画面に入力すると以下のようになります。

1度注文を入れたら、その設定が残っているので、通貨ペアが「USD/JPY」注文タイプが「IFO」にすでになっています。確認後に数量を設定します。ここでは最小ロットの「1」ロットで取引します。

売買は売り注文なので[売]、執行条件は[指値]、注文レートに高値である[115.422]を入力します。有効期限は匠流では[今日中]を選択します。

利益確定のOCO1には-8pipsの数値を入力します。ドル円の場合8pipsは0.08なので、高値に0.08をマイナスします。

115.422 – 0.08 = 115.342

になるので、OCO1には[115.342]を入力します。ここでも計算は電卓を使って計算すればOKです。

損切りのOCO2には+10pipsの数値を入力します。ドル円の場合10pipsは0.1なので、高値に0.1をプラスします。

115.422 + 0.1 = 115.522

になるので、OCO2には[115.522]を入力します。計算は同様に電卓を使ってもいいですが、0.1をプラスするということは、小数点の第1位を1足すだけなので、暗算して小数点第1位を1足した数を入力すれば手間が省けて時短できます。

そして、ここでも同様にその下のOCOの「有効期限」は、匠流では必ず[無期限]を選択します。

最後に[注文]ボタンをクリックします。

確認画面が表示されますので、想定損益の箇所を必ず確認しましょう。1ロットで注文する場合、利益確定(OCO1)が+800円、損切り(OCO2)が-1,000円になっているのを確認して[注文実行]ボタンをクリックします。

予約注文が完了したので、閉じるをクリックします。

これで安値と高値にIFO注文の予約を入れることができました。予約注文の一覧は「注文変更・取消」ウインドウに表示されますので確認しましょう。もし、予約注文を間違えてしまったときは、該当の注文の[変更]ボタンを押せば変更できますし、[取消]ボタンを押せば注文を解除することができます。

順張りの注文の入れ方

順張りも冬時間で説明します。順張りの場合も16時から21時の間で最も高い価格(高値)と最も低い価格(安値)にIFO注文を入れます。

高値と安値どちらからIFO注文を入れても構いません。匠流では、現在の価格に近いほうから予約を入れるようにしています。(予約注文が約定する可能性が高いほうを優先するためです)

今回のケースでは、高値から予約注文を入れます。高値には買い注文を入れるのでチャートを[ASK]で表示します。[ASK](緑の四角)をクリックします。

そして、16時から21時の間で最も高い価格の時間にカーソルを合わせます。

冬時間の16時から21時の間(垂直線のラインの間)で最も高い価格(黄色の丸)のローソク足にカーソルの縦の点線を合わせます。

チャートの左上に「高」と表示されている価格(黄色の四角)が高値になり「115.808」になります。

ここでも複数のローソク足の上ヒゲの高値が見た目で同じくらいのときは、それぞれにカーソルを合わせて「高」に表示される数値で比較して高値を確認しましょう。

ロンドンコーリングFX手法のルールでは

IF(逆指値)ロンドン時間の高値ブレイクで新規買い注文
OCO1(指値)利益確定の売り注文:+10pips~+15pips
OCO2(逆指値)損切りの売り注文:-10pips~-15pips

ボリ平式では、順張りの場合、10pipsから15pipsまでと幅があり、どの数値を設定するかは、トレーダーにゆだねられています。数値の設定は人によっていろいろ意見はありますが、

匠流では、この数値を一律10pipsに固定しています。

理由は

  • 10pipsと細かく利確することで勝率を上げる
  • 注文を入力するときOCO注文の設定が速くて簡単
  • 収支の計算もわかりやすい

ためです。利益を伸ばすときは、基本的にロット数を上げることで対応します。

つまり、匠流ロンドンコーリングFX手法では、ルールは数値を固定して次のようになります。

IF(逆指値)ロンドン時間の高値ブレイクで新規買い注文
OCO1(指値)利益確定の売り注文:+10pips
OCO2(逆指値)損切りの売り注文:-10pips

なので、これを新規注文画面に入力すると以下のようになります。

通貨ペアが「USD/JPY」注文タイプが「IFO」になっていることを確認後、数量を指定します。(ここでは最小ロットの「1」ロットで取引します)

売買は買い注文なので[買]、執行条件は順張りでは[逆指値]、注文レートに高値である[115.808]を入力します。有効期限は匠流では[今日中]を選択します。

利益確定のOCO1には+10pipsの数値を入力します。ドル円の場合10pipsは0.1なので、高値に0.1をプラスします。

115.808 + 0.1 = 115.908

になるので、OCO1には[115.908]を入力します。ここでも計算は電卓を使って計算してもOKですが、単純に小数点の第1位を1足すだけなので、暗算して小数点第1位を1足した数を入力すれば簡単で時短になります。

損切りのOCO2には-10pipsの数値を入力します。同様にドル円の場合10pipsは0.1なので、高値に0.1をマイナスします。

115.808 – 0.1 = 115.708

になるので、OCO2には[115.708]を入力します。ここでも、0.1をマイナスするということは、小数点の第1位を1引くだけなので、暗算して小数点第1位を1引いた数を入力すれば手間が省けて時短できます。

そして、OCOの「有効期限」は、匠流では必ず[無期限]を選択します。

最後に[注文]ボタンをクリックします。

確認画面が表示されますので、想定損益の箇所を必ず確認しましょう。1ロットで注文する場合、利益確定(OCO1)が+1,000円、損切り(OCO2)が-1,000円になっているのを確認して[注文実行]ボタンをクリックします。

予約注文が完了したので、閉じるをクリックします。

続いて、安値の予約注文を入れていきます。。安値には売り注文を入れるのでチャートを[BID]で表示します。[BID](緑の四角)をクリックします。そして、16時から21時の間で最も安い価格の時間にカーソルを合わせます。

冬時間の16時から21時の間(垂直線のラインの間)で最も低い価格(黄色の丸)のローソク足にカーソルの縦の点線を合わせます。

チャートの左上に「安」と表示されている価格(黄色の四角)が安値になり「115.652」になります。

ロンドンコーリングFX手法のルールでは

IF(逆指値)ロンドン時間の安値ブレイクで新規売り注文
OCO1(指値)利益確定の買い注文:-10pips~-15pips
OCO2(逆指値)損切りの買い注文:+10pips~+15pips

ここでも前述したとおり匠流では、この数値を一律10pipsに固定します。

つまり、匠流ロンドンコーリングFX手法では、ルールは数値を固定して次のようになります。

IF(逆指値)ロンドン時間の安値ブレイクで新規売り注文
OCO1(指値)利益確定の買い注文:-10pips
OCO2(逆指値)損切りの買い注文:+10pips

なので、これを新規注文画面に入力すると以下のようになります。

通貨ペアが「USD/JPY」注文タイプが「IFO」になっていることを確認後、数量を指定します。(ここでは最小ロットの「1」ロットで取引します)

売買は売り注文なので[売]、執行条件は順張りでは[逆指値]、注文レートに安値である[115.652]を入力します。有効期限は匠流では[今日中]を選択します。

利益確定のOCO1には-10pipsの数値を入力します。ドル円の場合10pipsは0.1なので、安値に0.1をマイナスします。

115.652 – 0.1 = 115.552

になるので、OCO1には[115.552]を入力します。ここでも計算は電卓を使って計算してもOKですが、単純に小数点の第1位を1引くだけなので、暗算して小数点第1位を1引いた数を入力すれば簡単で時短になります。

損切りのOCO2には+10pipsの数値を入力します。同様にドル円の場合10pipsは0.1なので、安値に0.1をプラスします。

115.652 + 0.1 = 115.752

になるので、OCO2には[115.752]を入力します。ここでも、0.1をプラスするということは、小数点の第1位を1足すだけなので、暗算して小数点第1位を1足した数を入力すれば手間が省けて時短できます。

そして、OCOの「有効期限」は、匠流では必ず[無期限]を選択します。

最後に[注文]ボタンをクリックします。

確認画面が表示されますので、想定損益の箇所を必ず確認しましょう。1ロットで注文する場合、利益確定(OCO1)が+1,000円、損切り(OCO2)が-1,000円になっているのを確認して[注文実行]ボタンをクリックします。

予約注文が完了したので、閉じるをクリックします。

これで順張りのIFO注文の予約を入れることができました。予約注文した一覧は「注文変更・取消」ウインドウに表示されますので確認しましょう。

もし、予約注文を間違えてしまったときは、該当の注文の[変更]ボタンを押せば変更できますし、[取消]ボタンを押せば注文を解除することができます。

チャートにも予約注文の価格に水平ラインが表示されるので、予約注文が正しいかを確認することができます。

【あわせて読みたい】

BIDとASKについて

チャートにはBIDチャートとASKチャートがあります。

簡潔にまとめると
買いエントリーをするときはASKチャートを表示
売りエントリーをするときはBIDチャートを表示
します。

DMM FXではスプレッドが狭いので、BIDとASKの差がほとんどありません。なので、BIDとASKを間違えたところで、それほど影響はないので、神経質になることはありませんが、買いエントリーと売りエントリーでBIDとASKを切り替えるようにしましょう。

約定通知メールの設定

予約注文を入れたらあとは画面を閉じてほったらかして朝まで寝てもよいロンドンコーリング手法ですが、約定通知メールを設定しておくと、いちいちチャートを開かなくても、予約注文がいつ約定し、利益確定や損切りがいつ行われ、予約注文がいつ解除されたかをメールだけで知ることができます。

DMM FXでは登録したメインメールアドレスは、初期設定ですべての項目について送信するになっているので、特に変更することはありません。

DMM FXでメールへの通知設定を確認する方法は、DMM FX PLUSを開いて「設定・その他」から[メール通知設定]をクリックします。

すべての項目が「送信する」になっていることを確認して右上の[×]で閉じます。

「メール通知設定」の画面を見ればわかるとおり、メールアドレスを2つ追加することも可能です。匠流では、いつでも確認できるようにPCメールとスマホメールの両方を登録することを推奨します。

私の場合は、メインメールアドレスに、PCメールを登録しているので、追加メールアドレス1にスマホメールを登録します。

DMM FXにログインすると表示される「マイページ」で、下にスクロールすると「総合口座照会」があります。「総合口座照会」の中の[メールアドレス追加]をクリックします。

「追加メールアドレス1」に追加するメールアドレスを入力します。ここでは、スマホのメールアドレスを入力しました。

※追加するメールアドレスが2つある場合は「追加メールアドレス2」にも入力します。

入力が終わったら[変更]ボタンをクリックします。

[完了しました。]と表示され、メールアドレスの追加ができました。

追加メールアドレスのメール通知設定を確認していきます。再びDMM FX PLUSを開いて「設定・その他」から[メール通知設定]をクリックします。

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追加メールアドレスにメールアドレスを追加すると、初期設定ではすべて「送信しない」になっています。設定を変更するので[変更画面へ]をクリックします。

基本的には全ての通知を[送信する]にしてください。私の場合は、入金通知のみ緊急性がないため[送信しない]に設定しています。最後に[ 変更する]をクリックします。

追加メールアドレス1の設定が変更されました。

【あわせて読みたい】

結果確認

ロンドンコーリングFX手法で結果がどうなったかを予約注文を入れた当日または翌日にチェックするようにしましょう。もし、どうしても忙しくてチェックできない場合でも、できるだけ早く確認するようにします。

当日の確認は約定通知メールが来た時点で確認します。忙しいときは、スマホから確認するのも1つの手段です。

結果の見方はすでに説明していますが、改めて確認します。前日のトレード結果は「約定履歴」で確認します。

期間指定で予約注文を入れた日付を指定します。例では20220303を指定しています。カレンダーのマークをクリックすると入力しなくても、カレンダーをクリックして指定できます。期間指定したら[検索]をクリックします。

すると予約注文が約定していたら履歴が表示されます。例では利確して+960円プラスになっています。

予約注文では+1000円になるはずですが、少し利益額は少なくなる傾向があり、損切額は、ぴったりか少し多くなる傾向があります。

資金管理

DMM FXの場合、レバレッジは国内では最大の25倍固定になります。レバレッジが低くなるとその分リスクも抑えられますが、用意しなければならない資金量も増えるので、匠流では国内最大の25倍のレバレッジでトレードします。

IFO注文を入れるために必要な資金ですが、注文画面に表示されているように1ロットあたりの必要証拠金は「46,291円」になります。

ロンドンコーリングFX手法では、高値と安値に2つ予約注文を入れるので、1回の予約に2ロット分(2トレード分)の証拠金が必要になります。

46,291円 × 2ロット = 92,582円

つまり、1ロットで予約注文するのに、92,582円証拠金が必要になるわけです。証拠金ギリギリだと強制ロスカット(決済)のリスクがあるので、きりのよい10万円では余裕がないため、12万円入金してロンドンコーリングFX手法を運用しています。

入金する資金が多ければ多いほど、ロット数を上げることができ、利確すればそのぶん多く収益が発生しますが、当然損切り額も大きくなります。勝率60%~70%ではありますが、投資に絶対はないので、あくまでも、損失も考えた上で余剰資金でリスクをコントロールできる範囲で運用をしてください。

私は、最小ロットで運用しつつ、少しずつ資金を増やしつつ、手持ちの余裕資金が増えてきたら、ロット数も資金量に合わせて上げていこうと考えています。

DMM FXの口座開設手順はこちらの記事が参考になります。

まとめ

ロンドンコーリングFX手法は、小難しいテクニカル分析をする必要もなく、決まった日時に決められた価格で予約注文を機械的に入れるだけでできるトレード手法になります。このため、FX初心者のトレードを学ぶ入口として経験を積むことができます。

決まった時間にエントリーする時間を確保する必要はありますが、作業時間は慣れれば10分程度で済むので、トレードの負担が軽いのも特長です。

経済指標やニュースなどのファンダメンタルズはチェックしておく必要がありますが、ファンダメンタルズ分析を実践する良い機会になります。

すでに解説したとおりファンダメンタルズ分析を行って、危険な相場を回避することはすでに説明しましたが、例えば、経済指標の発表があっても逆にトレードが可能か検証しています。

ロンドンコーリングFX手法に必要なファンダメンタルズ分析を、現在、トレードしながら情報を収集していますので、ファンダメンタルズ分析の結果がまとまったら、当ブログで案内します。

FX取引におけるリスクの説明と警告
FXはリスクのある取引になります。外国為替相場の変動などにより損失が生じる可能性があります。FXの取引をする前に投資の目的、許容できるリスク、過去のご経験など総合的な観点からご検討ください。
また、当ブログで提供している情報は必ずしも利益や効果を保証するものではありませんので、FXの仕組みやリスクを十分ご理解いただいた上、ご自身の責任と判断で取引いただきますようお願いします。

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