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FX自動売買の注意点!FX自動売買の罠!

FX自動売買

FX自動売買は、プログラムをオンにすれば、プログラムが自動で売買をします。

そのため、投資や相場の知識がない初心者でも不労所得が得られる夢のようなトレード手法という広告をよく見かけます。

私自身も過去に、プログラムを使ったシステムトレード(以下、シストレ)が、不労所得になりうるという投稿をしていました。

しかし、果たして本当にそんな夢のような不労所得が得られるのでしょうか?

結論から言うと、FX自動売買は不労所得を得られる夢のようなトレード手法ではありません。きちんと管理をしていかないとお金を失います。

私がさまざまなFXの自動売買を運用してきて、気をつけなければいけないこと(注意点)やわかったこと(心得)があります。

この記事では、私が自動売買を運用してきた経験から得た注意点や心得を述べていきます。

FX自動売買をする上での注意点や心得

それでは、FXの自動売買をする上での注意点や心得と罠について述べていきます。

過去に自動売買で1日で90万円失った経験や強制ロスカットを運よく回避した経験に基づきたどり着いた1つの結論になります。

FX自動売買は決して簡単ではなく難しい

1つ目は、FX自動売買は決して簡単な投資法・トレード手法ではないということです。いわゆる裁量トレードと同等いやそれ以上に難しいと言ってもよいかもしれません。

確かに投資の知識がなくても、チャートソフトにプログラムをセットしたり、自動売買プログラムを選択したり、コピートレードの設定をしさえすれば、トレード自体は始めることが可能です。

あとは、プログラムがトレードをしてくれるので、何もすることはありません。FX自動売買は時間がかからないというメリットはあります。

しかし、FXの自動売買をしていた人の多くが、ある時点で自分の資金を強制ロスカットで破綻して失ってしまうことが、なんと多いことでしょうか!

FX自動売買が簡単であるならば、たくさんの人が資金を増やし、最終的には億万長者になっていなければなりません。

しかし、現実はどうでしょう。

資金を吹きとばしたもしくは資金を減らしてしまったという運用者(運用初心者)が後を絶ちません。そして、FXから退場していきます。

私は当初、FXの自動売買をする上で、プログラムに任せれば、あとは監視するだけで、裁量トレードのように自分の欲や恐怖のような感情によるミストレードもなく、半分放置できて不労所得になる素晴らしいトレード手法だと思っていました。

しかし、FX自動売買をすればするほど、とてもリスクが高く、初心者が安易に手を出せるほど簡単ではないと認知するようになりました。

片手間ではなく真剣に取り組まなければならず、相場を分析しながら監視を怠らないようにしなければならない、とても高度な難しいトレード手法だと思い知らされました。

破綻する前提で運用すべし

FX自動売買は、設定さえしてしまえば、プログラムがトレードしてくれるので、あとは資金が増えるのを見ておくだけでお金が増えていくはずです。

しかし、FX自動売買で強制ロスカットでお金を吹きとばしたという人が後を絶ちません。

EA(自動売買プログラム)の購入時や入手時には、そんなリスクは全くないようなプロモーションをしているケースも多く見受けられます。

そして、ある日、資金が突然なくなっていて、顔面蒼白になり強制ロスカットが発生したことに、驚愕してしまうということはあるあるです。

FX自動売買を提供するときには、よいことばかりを言って、夢のようなシステムだとプロモーションしますが、何十年に一度のイレギュラーな相場がきて強制ロスカットになるという事例をよく耳にします。

(何十年に一度と言いつつ、短期間に何回も起きるのですが・・・)

私はFX自動売買をしていて、資金が吹き飛ぶのが前提で運用すべきではないか!と考えるようになりました。

相場は生き物なので、イレギュラーなトレードルールから逸脱した相場がきたとき、プログラムの決まった動きの中では、どうしても対応しきれないケースが発生してしまいます。

もちろん、月利を抑えた堅いプログラムもありますが、FX自動売買をする場合、強制ロスカットが発生する前提で運用すべきだと考えます。

資金管理を徹底することで、リスクを限りなくゼロにすることが重要だと考えます。

まず、投入する資金は、失っても生活に支障がでない余裕資金で運用しなければなりません。間違っても生活に必要な資金を取り崩したり、借金をして資金を用意してはいけません。

そして、資金を定期的に安全な別口座に移したり出金したりして、利益を確保します。

資金を移動するまでの期間は1週間おき長くても1ヶ月に1回にはしておきましょう。期間は短いほうが安全です。

つまり、必然的に単利で運用することが前提となります。例外として、よほど堅く破綻実績が長期間なく月利も低い場合は複利でまわすこともあります。

※FX自動売買は月利が高い場合が多いので単利で運用しても利益は十分取れます。

また、当然ながら使用するFX会社(ブローカー)は単一口座でゼロカットシステムを採用しているブローカーを選びます。

※複数口座でゼロカットだと部分的に追証が発生してマイナスになる可能性があります。

このように資金管理していく中で元本回収を目指し、万が一、資金が吹き飛んでも損失を抑えること、利益を出すことができます。

たとえ余剰資金で運用するといっても、失ってよいお金なんて1円もありません。リスクを抑えた慎重な運用をすることが、自分の大切なお金を守ることにつながります。

監視と分析を怠るな

自動売買は、プログラムが自動でトレードしてくれるので、自分は何もしなくても勝手にトレードしてくれます。

だからといって、トレードを監視せずに放置しておいてよいわけではありません。

トレードを監視せず分析せずに放置していたら、ある日、強制ロスカットになってしまった!なんてことがよく起こります。

自分は初心者だから投資や相場がわからないと言い訳しても、相場は容赦はしてくれません。

自分の大切な資金を運用しているわけですから、過去記事にも書いていますが、人任せにしてはいけません。

自動売買がプログラムに任せられるからといって、片手間で運用すると痛い目にあいます。

自動売買をするときに大切なことは、自分で裁量トレードするときと同じくらいの緊張感を持って、真剣に監視と分析をしながら取り組まなければなりません。

また、自動売買を選ぶときの注意点ですが、自動売買を自分でオンオフできる自動売買を使うようにしてください。

自分でコントロールできないと、監視や分析をして危険と正しく判断できたとしても、すぐに停止できないので、資金を引く前に手遅れになる危険性があるからです。

EAプログラムの提供者が、相場分析を流しているケースもあり、そのような情報をうまく活用するのも勉強になり、おすすめです。

自動売買でも相場の知識は必要

監視や分析をするときに、何も知識がなければ判断ができません。

初心者で何もわからないからと言っていても、相場は残酷に平等なので、容赦してくれません。自動売買をする場合でも、チャートを読む力を身につけておくべきです。

私はEAプログラムが大きな含み損を抱えたときに、チャートを分析して価格が戻る可能性が高いと判断し、そのまま価格が戻るのを待ち利確できました。

ただ、必ず価格が戻るわけではないことも理解していました。

いつか大きなトレンドが発生し、価格が戻らない相場が発生したら、強制ロスカットになる可能性が高いとも判断できました。

このことから、思い切ってそのEAプログラムの運用を停止して資金を引きました。

それから、まもなく大きなトレンドが発生して、そのまま運用を続けた運用者は強制ロスカットで資金を失っていました。

確かにたまたま運よく強制ロスカットを回避できたとも言えます。

ただ、まだ損失を出していないときに、運用を停止して資金を引く決断ができたのは、裁量トレードの知識があり、チャートをある程度読むことができたからだと自負しています。

もちろん、裁量トレードの知識があるからといって、自動売買しているポジションをむやみに利確したり損切りしたりするのは、自動売買している意味がなく本末転倒です。

また、無闇に利確や損切りをすると逆効果になることも少なくありません。相場分析の知識をFX自動売買でどう活かすかというのも経験値が必要です。

EAプログラム提供者が相場分析を公開しているケースもあり、その情報を取り入れながら勉強し知識を身につけていくというのもおすすめです。

資金を全額投入するな!

投資の世界では、どんなに何回も勝っていても1回の負けですべてを失ってしまうという恐ろしい側面があります。

よく言われるのが「コツコツドカン」という言葉ですが、どんなに月利何百%と高くても、1回の強制ロスカットで終了です。

同様に、資金を全額1つの口座に投入してしまって、動かしていたFX自動売買が破綻してしまったら、そこで退場になってしまいます。

例えば、資金が30万円あったら、いきなり全額の30万円を投入するのではなく、3分割してまず10万円を投入します。残りの20万円は予備としてとっておきます。

そして、万が一、その口座で資金が飛んでしまったら、予備の10万円を投入しFX自動売買を再開させることができます。つまり、3回チャンスがあるわけです。

これは、前項でも述べた『破綻する前提で運用すべし』と通ずるものがあり、「破綻=損切りライン」と仮想的にとらえて運用していきます。

選択したプログラムが優秀であれば、その間に元本回収を済ませてくれて、利益を生み出してくれる正のスパイラルになっていくことでしょう。

「そんな分割できるほど資金量がないよ!」という声もあるかもしれません。

そういうケースでは1000通貨の口座を作って、それに対応したプログラムを使うと、少ない資金から運用を開始できます。

例えば、XMではマイクロ口座、HFMではセント口座です。

1000通貨であれば、資金が10万円であれば、3分割して3万円×2と4万円に分けて、3万円から運用を開始していきます。

複数通貨ペアはリスクを高める

よくシストレで運用していて、複数通貨ペアで運用することでリスク分散になるという話を聞くことがあります。

しかし、経験的に実感したのは、複数通貨ペアで運用することで、逆にイレギュラーな相場に遭遇するリスクが高まりやすくなります。

1通貨ペアに絞って運用しているEAプログラムのほうが、その通貨に特化して通貨の値動きの特性に合ったトレードを行ってくれます。

一見、複数通貨ペアのほうが、リスク分散できていると思いがちですが、通貨ペアは絞ったほうが安定した運用になり、破綻しにくいと感じています。

ただ一方で、複数通貨で補完しながら、運用を行うタイプのプログラムも存在します。

複数通貨でも安定した運用ができるプログラムというのも存在するので、プログラムのロジックをしっかり理解し分析することが重要です。

ただ、最初は単一通貨で運用するFX自動売買プログラムから使ってみることをおすすめします。

イレギュラーな相場は頻発する

FXで為替の相場が大きく変動するたびに、多くのトレーダーが損失を出します。

このような大きな為替の変動というのは、報道では数十年に一度のイレギュラーな相場だと、センセーショナルに報道されています。

このような大きな為替の変動は、本当に数十年一度しか来ないのかというと、実際には、1~2年のうちに1回以上は起きていて、そのたびにニュースになっています。

破綻するようなボラティリティの高い相場変動は、意外に頻発しています。

このため、先に述べたとおり、『破綻する前提で運用すべし』で、資金管理をしてリスク回避を常に行っておかなければいけません。

どんなに気をつけていても、強制ロスカットを引き起こす可能性はゼロにはなりません。運悪く巻き込まれる恐れは常にあり、それがFX自動売買の難しいところです。

イベントがあるときはFX自動売買は停止する

年末年始、ゴールデンウィーク、お盆はFX自動売買は止めるようにしましょう。

世の中は休日のため、市場の参加者が極端に減り、ちょっとした市場への介入で大きな値動きの変動が起こりやすいためです。

また、戦争や政治イベントなんかも、大きな相場の変動を引き起こすトリガーになりますので、その前後は運用を停止したほうが無難です。

私も政治イベントでFX自動売買を停止せずに痛い目を見たことがあります。

あと経済指標発表前後は相場が荒れるので、FX自動売買を停止したほうが安全です。全ての指標ではなく米国の重要度の高い経済指標の前後は停止推奨です。

特に注目度が高いのが雇用統計FOMCです。

どの経済指標で自動売買プログラムを停止させるかは、リスクをどこまで取るかによるところなので、個人の判断に委ねられる部分になります。

自動売買プログラムには指標停止機能が付いているものもありますので、そういう機能をうまく使っていくのも1つの方法です。

そのほか、自動売買プログラムのリスク許容度によって、実際に停止するかどうかの判断は分かれますが、一般的に停止しおいたほうがよいとされる日を表にまとめました。

月末月初各2日間企業の締めの取引精算
アメリカの祝日取引量が減り相場の急変動リスクあり
ゴトー日 0と5のつく日企業の決済日

まとめ

FX自動売買の注意点やFX自動売買の罠について述べてきました。

プログラムが自動で運用してくれるからといって、初心者が何もせずに儲けられるほど簡単ではないということが、わかったのではないでしょうか。

ここでは、シストレについての注意点や心得を書きましたが、もう1つのFX自動売買のコピトレは詐欺が多いので手を出さないほうがいいです。

投資初心者が簡単に儲けられるほど、投資の世界は甘くなく、どんなに熟練した投資家でも、損を出してしまうことのある世界です。

投資は誰でも簡単に始めることはできます。しかし、資金を増やし続けることは困難です。投資は残酷に平等です。

初心者だからといって、手加減してくれることはありません。素人が何も知識なく勝てるほど甘い世界ではありません。しっかり勉強しなければいけません。

投資を本気で取り組みたいのであれば、投資の知識を身につけることを怠らないでください。しっかり勉強しながら、実践で経験値を積み重ねることが大切です。

それでも、ときには損をしてしまうこともあるでしょう。リスク管理や資金管理を怠らず、相場から退場にならないように、コントロールしながら投資に取り組んでいきましょう。

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