MT4のインジケーターにVQというインジケーターがあることを本で知りました。
VQは矢印で相場の上昇や下降を視覚的にとらえることができて、売買の方向性を示してくれます。VQのみでは、だましにあって勝てませんので、ほかのインジケーターと組み合わせて使うのがよいです。
VQのソースファイルをコンパイルしてみた
MT4のインジケーターVQのソースファイルをメタエディターでコンパイルすると、次のようなコンパイルエラーが発生しました。

エラーの発生箇所は143行目の次の文でした。
for(i=0, int y=0;i<limit;i++) {if (Time[i]<TimeArray1[y]) y++; SumVQ[i]=SumVQ_MTF[y];}
上記の文を、以下のように修正して、コンパイルエラーを解消しました。
int y;
for(i=0, y=0;i<limit;i++) {if (Time[i]<TimeArray1[y]) y++; SumVQ[i]=SumVQ_MTF[y];}
for(i=0, y=0;i<limit;i++) {if (Time[i]<TimeArray1[y]) y++; SumVQ[i]=SumVQ_MTF[y];}
今回のエラーは、MT4 Build600以上のバージョンアップによって起こるようです。以上、MT4インジケーターのVQコンパイルエラーの修正の備忘録です。
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VQのおすすめパラメーター設定
VQには、パラメーターを設定する項目があり、この設定値によって表示される値や動きが変わってきます。VQのパラメーターは4つあり、[Length][Method][Smoothing][Filter]になります。

それぞれのパラメーターの意味は、
Length ⇒ 移動平均の期間
Method ⇒ 移動平均の方法
Smoothing ⇒ 利用する終値の位置
Filter ⇒ 許容設定
になります。
この設定値が最適という数値はありませんが、各通貨ペアでおすすめできる設定値というのがありますので、紹介しておきます。実際にトレードしながら、合うものを選んで調整してみてください。
※([Length],[Method],[Smoothing],[Filter])の順に記載します。
USD/JPY
(4,2,4,1)
(2,0,4,1)
(5,3,2,5)
(6,3,3,2)
(2,0,4,1)
(5,3,2,5)
(6,3,3,2)
EUR/JPY
(5,3,1,2)
(5,3,1,3)
(5,3,1,3)
EUR/USD
(5,3,1,3)
GBP/JPY
(7,3,2,2)
(3,2,3,4)
(4,0,2,4)
(7,3,4,6)
(3,2,3,4)
(4,0,2,4)
(7,3,4,6)
これが正解というパラメーターの設定値はありませんので、VQを使いながら調整してみてください。